KAJIWEBLOG

2013年11月6日水曜日

理由も無く

モテる。夢。なのに目が覚めたた後なんだか気分が悪い。

2013年11月5日火曜日

週に数回

家に来る4−5歳児から卵らしきものがぎっしり入った缶を預かっていて、今朝方ふと覗いてみると、なんだかぬらぬらぶくぶくと蛙の卵状に膨らんで缶のふちから溢れんばかり。夕方訪ねてきた4−5歳児に、「なんかこんなことになってるけど大丈夫かね」と、できれば持ち帰って欲しい意向を匂わせたのだけど、「あー、それ?まだ大丈夫だよ」とにべもなく言い放って帰っていった。

2013年10月19日土曜日

ジョー・ヒル

という人の「ポップ・アート」いう短編を読んで、僕はこういう話が好きなのだなぁとつくづく思いました。(『二十世紀の幽霊たち』ジョー・ヒル著、白石朗、安藤玲、玉木亨、大森望翻訳、小学館文庫)

だれにも

会えないしとても大切らしい物も見つからないまま灰色の廃墟の中を彷徨う夢を見た。

2013年10月7日月曜日

虫のこと

夏中ルッコラとバジルをちっちゃな甲虫と共に食い、というか甲虫の食べ残しを僕が食い、蜘蛛の腹をなぜてビヨンビヨンさせて遊んでやり、黄金虫にチョコをやり、蜂を逃し、蛾の不躾な視線に耐え、頻繁に稼働させるドアのヒンジに巣をかけた蜘蛛に転居先を提案し、変な虫に腕をチュウチュウされても文句も言わず、ボロボロと食べこぼす無作法な蜘蛛の巣の下を黙って片付け、蠅をしとめる前には事前に警告を与える。そんな僕はたとえミクロイドS的な状況がやってきたとしても生き残れたりするんじゃないか、と思ってみたんだけど、案外"あいつうっとうしいよな"みたいなことを言われちゃって真っ先にやられるような気もする。

個展のこと-その3

ご挨拶が遅れてしまいましたが、2年ぶりの個展 "口笛をふくのはだれ" @ブックギャラリーポポタム、先週無事終了致しました。
短い期間でしたが、にぎやかでとても楽しい個展となりました。おくればせながら、会場に足を運んでいただいた皆々様、大林様はじめポポタムの皆様、展示をご一緒させていただいたウエハラサチコ(I'm a box)様、森田陽子(4co)様、どうもありがとうございました。
また作品とともに皆様とお会いできますよう、勇気をぎゅうぎゅう振り絞りつつ制作をつづけていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

伊津野果地

2013年9月25日水曜日

個展のこと-その2

告知二回目にして、もう前日。
明日9月27日(金曜)より、
Wonderers and Wanderers II 〜 ひそかに口笛をふくのはだれ
於ブックギャラリーポポタム
が始まります。皆々様のお越しをお待ちしております。

2013年8月10日土曜日

個展のこと-その1

2年ぶりに個展を開きます。とてもどきどきしております。
"Wonderers and Wanderers II ひそかに口笛をふくのはだれ"



場所:(これまでグループ展等で何度もお世話になっている)ブックギャラリーポポタム
会期:9月27日(金)〜10月1日(火) 

立体と平面を半分くらいづつ。の予定で制作を進めております。 会期少々短めですが、足をお運びいただければとても嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

2013年8月9日金曜日

無題

できそうなことも、できなそうなことも、結果同程度にできたりできなかったりするものであるので、結局ためしてみるほかあるまいよ。

2013年7月8日月曜日

七夕

といえば瓜。瓜畑の番を命じられた男が乾きにたえかねて瓜を割るとそこから水が溢れ出し、という場面が出てくる物語。子どもの頃「まんが日本昔話」で見たのか、それとも図書館で借りた民話集か何かで読んだのか、あるいは過疎の村の小学校での給食の時間に繰り返し聞いていた「お話でてこい」の中の一話だったのか記憶がはっきりしないけれど、ともかくこの場面はずっと僕のお気に入りで、七夕にはもちろんのことそうでなくてもなにかというと「瓜からごくごく水を飲む男」、「水が滔々と流れる川ー瓜畑に呆然とたたずむ男」のイメージを頭に思い描いたりしてきたのでした。
 そして今宵、あらためて瓜畑の男を、恍惚と悔恨とそれからたぶん畏怖を浮かべる男の顔を思い浮かべてみたら、思った以上にぐぅっと切ない気持ちになって、ついでに空想が横にそれ、あぁこれはドラキュラの顔だ、愛する女の首筋に牙をつきたてた吸血鬼の顔だ、という具合になった結果、天の川のほとりにドラキュラ伯爵がやってきて、瓜男の隣にたたずむことになりました。
 さて、ところで、この七夕のお話(天女のお話だったか)に出てくる瓜は、「おとぎ話に出てくる美味しそうな食べ物」の第二位か三位くらいに選びたい、と常々思っているのだけれど、一位は何かと言えば、これはもう文句無しに「孫悟空の桃」。瓜の男と同じように桃園の番を命じられた悟空は禁じられた桃を食ってしまうのだけれども、悟空の場合すべて食べ尽くしたあげく、そこには一点の悔恨もないわけで、そのあたりが瓜男や吸血男にくらべてずっと清々しい。清々しいので第一位。
 というわけで、今年の七夕のイメージは最終的に「天の川のほとりにたたずむ一人の男と吸血鬼、川下には呪いのことばをはきながら清々しく流されていく猿」に決定です。