KAJIWEBLOG : 8月 2015

2015年8月11日火曜日

「宴鳥島の夏休み」展、終了いたしました

暑さの厳しいおりに、足をお運びいただいた皆様、関心をお寄せくださった皆様をはじめ、本展示に関わったすべての皆様、また関わりのなかったすべての皆様にこころより感謝申し上げます。

2015年8月7日金曜日

続・「宴鳥島の夏休み」開催中

「宴鳥島の夏休み」@ブックギャラリーポポタム(目白)
7日、8日19:00より濱中大作氏によるアニメーション上映(投げ銭制)

下の画像は僕が展示中の作品「Fools of Hope」(と同モチーフの別作品)


本来希望に満ちた瞬間の運動体としてあるべき‘現在’が、なにかの拍子に停滞して、膨張し、防御的になり、その結果、我知らず‘過去’を覆い、‘未来’にむけて弓をひくことになったりすることがあるわけだけれども、そのつがえた矢に希望をともすには(その矢はきちんとあらぬ方向にとんでゆく)、あるいは‘現在’自身があさっての方へ飛び出して本来の運動体の姿をとりもどしその運動の残滓が‘未来’への希望になるには、当然だけど‘過去’の手をかりる必要がありそうじゃない。という絵。多分そういう絵。もしかしたら違うかも。 

ところで、僕は、濱中さんの作中の‘棘娘’や、廣谷さんの超時空青春空想科学冒険小説とそのイメージが焼き付けられた絵皿や、宮越さんの作品の傾いた船体と煌めく波間や、高速で動く何かを烈しい光線で露光したみたいな坂本さんの銅板画の中に、それこそうすらぼんやりとですが、「キラキラとした運動する何かと明日」みたいなものが透けて見えて、随分勝手ですがそんな気がして、とても楽しい気分になりました。

2015年8月5日水曜日

告知:宴鳥島の夏休み開催中

「宴鳥島の夏休み」!ブックギャラリーポポタム(目白)で開催中。旅した記憶もあいまいな地図にものっていない島。宴鳥島から僕が想起したのは‘歓待’。歓待と言えば“オデュッセイア”に登場するナウシカア。というわけで、ナウシカアをモチーフにした“船首像のためのエチュード”(木彫)を中心に、絵画の極小品、彫刻の小品を出品いたします。旅のよき道連れとなった魅力的な作家の方々つきましてはFBイベントページにある濱中大作(本展の発起人!)による洞察とユーモアにあふれた紹介文をご覧下いただければと思います。
6日(木)はお休み。7日(金)、8日(土)には19:00より濱中大作氏のアニメーション“棘娘と船爺の海の上映がございます。是非のお運びを。