KAJIWEBLOG : 10月 2013

2013年10月19日土曜日

ジョー・ヒル

という人の「ポップ・アート」いう短編を読んで、僕はこういう話が好きなのだなぁとつくづく思いました。(『二十世紀の幽霊たち』ジョー・ヒル著、白石朗、安藤玲、玉木亨、大森望翻訳、小学館文庫)

だれにも

会えないしとても大切らしい物も見つからないまま灰色の廃墟の中を彷徨う夢を見た。

2013年10月7日月曜日

虫のこと

夏中ルッコラとバジルをちっちゃな甲虫と共に食い、というか甲虫の食べ残しを僕が食い、蜘蛛の腹をなぜてビヨンビヨンさせて遊んでやり、黄金虫にチョコをやり、蜂を逃し、蛾の不躾な視線に耐え、頻繁に稼働させるドアのヒンジに巣をかけた蜘蛛に転居先を提案し、変な虫に腕をチュウチュウされても文句も言わず、ボロボロと食べこぼす無作法な蜘蛛の巣の下を黙って片付け、蠅をしとめる前には事前に警告を与える。そんな僕はたとえミクロイドS的な状況がやってきたとしても生き残れたりするんじゃないか、と思ってみたんだけど、案外"あいつうっとうしいよな"みたいなことを言われちゃって真っ先にやられるような気もする。

個展のこと-その3

ご挨拶が遅れてしまいましたが、2年ぶりの個展 "口笛をふくのはだれ" @ブックギャラリーポポタム、先週無事終了致しました。
短い期間でしたが、にぎやかでとても楽しい個展となりました。おくればせながら、会場に足を運んでいただいた皆々様、大林様はじめポポタムの皆様、展示をご一緒させていただいたウエハラサチコ(I'm a box)様、森田陽子(4co)様、どうもありがとうございました。
また作品とともに皆様とお会いできますよう、勇気をぎゅうぎゅう振り絞りつつ制作をつづけていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

伊津野果地