椿三十郎的に埃っぽい未舗装の大通りを路線バスにのっている僕は、「ユリイカ」という名のバス停で下車をする。あたりを見回すと70年代っぽい背の低い家並みが左右に並んでいる。どこかに行こうとしていたはずなのだけど全く思い出せないので当て推量で路地に入っていくと、ちょっとしたお店なんかがちらほらある中に以前夢で見かけたよろず屋なんかもあったりする。ぐるぐると歩き回ったあげくに古びた韓国料理やを見つけたので入ってみると、中は随分と広くて奥の方にはにぎやかなグループがいくつかテーブルを占めている。僕は入り口に近い席につき、なにか忘れたけれどちょっとしたものと飲み物をコソコソっとたのんでふと横の壁を見ると、防犯カメラのそれの様な小さなモニターが20あまり並んでいる。卓上の四角いボタンをプチプチ押すと該当するモニターの音声がでる仕組みだ。中の一つで伊集院某氏のラジオが聞けるようだったので、それを聞きながらつまみとお酒をちびちびとやる。知らないところでお酒飲むのって気分いいなー、なんて思っていると奥のテーブルのほうで義妹が手をふっている。顔かたちはまったく見たことのない人だったのだけど、一応手を振ってみたりして、そうこうしている間に待ち合わせしていたらしい妻が店に入ってくる。
正月早々高熱にうなされながら2日の夜に見た夢。今ひとつしっくりこないので松の内は粘ってみようと思います。