KAJIWEBLOG : 友人が

2009年9月16日水曜日

友人が

島へいった。僕らのために密漁をするためだ。それがとても申し訳なくて、僕はピンクのバッグを肩からかけて、島へ向かうことにする。島までは2〜3キロで、潮が引くと干潟になるので、歩いていける。島へつき、友人がにこにこしながら差し出した業務用カレーの空き缶を覗くと、直径2cm弱、体長10cmほどの白銀のニョロニョロした生き物が一杯入っている。どうやら大漁のようだ。僕が差し入れでもっていったワサビを差し出すと、隣にいた南米のどこかの国と日本人とのハーフの青年が「僕はこんくらい入れるのが好きなんだ」って言いながら納豆に山盛りのワサビをのっけてぐりぐりかき回し、皆にすすめだす。それはちょっと加減がおかしいなぁ、と思いながらも味見したりして、ふと気がつくと満潮になっており、丁度良いタイミングで怪しげな船が迎えに来たので友人にお礼を言って船にのる。なぜだかひどく慌てて田町駅へ向かうが、途中パスポートを落っことしたことに気付き、駅についたところでみどりの窓口に行くと、「あなたのパスポートは北海道でみつかりました。おめでとうございます。」と言われ、皆にヤンヤヤンヤと喝采されるが、僕は「嬉しいけど、遠いな、こんなことしてる場合じゃないのに」と思う、そんな夢。