KAJIWEBLOG : 4月 2012

2012年4月29日日曜日

黄金のロボットと老いたドイツ皇帝

僕はパンキッシュな髪型の友人(さしてすきではない韓国のロックバンドのヴォーカルの人)となんとかフェス的なバンド大会に出演するべく地下鉄をおりたところで、無人の広大な駅構内の中でさっそく道にまよってしまっていたのだけれど、焦りもせずにゆったりとした気分で何かについて話をしながら十分少々さまよいあるくと、思っていたよりもあっさりと出口をみつけました。壊れて閉じたり開いたりガシャガシャしている自動ドアを我ながら旨い具合にくぐりぬけると、そこには老いたドイツ皇帝が膝をついて倒れており、その横では付き添いの黄金のロボットが皇帝に手を貸しています。ははん、タイミングをはかりそこねたのだな、やはり老いるということは、、などと考えていると、後ろからギャシャングシャンと大きな音が聞こえてきたのでおどろいて振り返るとボロを着た五十がらみの男が自転車をひき、ガラスのドアを割りながら豪快に出口をすすんでくるではありませんか。ほら、この出口はこうやって通るとうまくとおれるだろう?俺はいつもこうしてるんだ、というおじさんに愛想笑いを返して視線をもどすと、皇帝はロボットに手をひかれてもう随分先をあるいています。ああ、あのC3POに似た黄金のロボットはThe kidのチャップリンなのだな、なんかせつないな、と、そんな夢をみました。

2012年4月26日木曜日

兵士のハーモニカ

本日(おそらく)出版。「兵士のハーモニカ ロダーリ童話集」ジャンニ・ロダーリ作 関口英子訳 岩波少年文庫。カバー/挿画を描かせていただきました。軽やかさと重さとの間で紡がれる18編の物語。 油断しているとざっくりと胸をえぐられます。

牛丼屋

でとなりの席に半裸のS・スタローン。

2012年4月23日月曜日

ヤク(偶蹄目ウシ科の)

の骨格標本が体側に鼻面をクイクイっと寄せてくるが、鼻先がひどく尖っているので、少し痛い。

2012年4月3日火曜日

いやな夢を見た

ひどい過ちを犯しながらそれを忘れて生活していたが、ふとしたことがきっかけでまた同じ過ちを繰り返し、そのことで、過去に犯した数々の忌まわしい罪の記憶がよみがえり、しかしそれを公には出来ずにいる。そんな夢。果たしてこれは夢か。