KAJIWEBLOG : 霧

2015年11月25日水曜日

霧の中で聞える怪物のうなり声ははしゃいだ子供の笑い声であるかもしれず、歓喜の大歓声は喪失の嘆きであるかもしれず、そんな中聞える霧笛は心強いけれど、近づきすぎればその音はきっと失われてしまうのであるから、かすかにその音を聞きながら、それを愛しすぎることなく、前より幾分は陽気な気分になって歩いていくほかない。のか?